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【天体観測】やまねこ座NGC2683「UFO銀河」を撮影、Sirilを実戦投入。

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概略

撮影からコンポジットの一連の流れの中でSirilを使ってみました。
UFO銀河は、2回目の撮影となりますが、かねてから撮影しなおしたかったので選択しました。
高校生の頃からのお気に入りなんです。

しかし、天候に恵まれず、雲に隠されたり、晴れたりの繰り返しに見舞われ、画像的には残念な結果になりました。
しかし、UFOの形は写ったので良かったです。

更に残念なのは、ほこりと思われるものが写り込みました。これが一番残念です。不注意でした。
画像編集で消すことができましたが。

この撮影はSirilの実戦投入初でしたが、何だかんだで残念な結果になりました。

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撮影と撮像への経過と結果

極軸設定の状況と自動追尾の状況

極軸設定の状況は、なんと7″の誤差に収まりました。まぐれです。まあ、気合を入れて追い込みましたが。

追尾の状況は、そこそこずれたようです。これは初期画像です。左隅に、すじが入っており、その幅分ズレたことを示しています。許容範囲ですが。
それより埃の方が寒いですね。

恒星のピント合わせ

カペラも高度が上がってきたので、より低空の扱いやすいポルックスを狙いました。バーティノフマスクを使い合わせしましたが、少々ズレていたので調整しました。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星はピント合わせをしたポルックス(赤経7h45m、赤緯+28°01′)をそのまま使いました。画角に入っていましたから。
目標天体のUFO銀河へは(赤経8h52m、赤緯+33°25′)少し離れていましたが、画角の隅に一度で導入できました。

↓ポルックス

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撮影の結果と、撮像への経過と結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN350、30秒間のfitsフレーム240枚(2時間分)を撮影、うち?枚(まだSirilの見方を分かっていません)を、Sirilでコンポジット・フラット補正・バイアス補正・ダーク補正
画像編集:FlatAideProの目的外使用で若干強調、GIMPによる色レベル調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年12月30日

撮影の結果

光が当たるのが再発してる・・・UFO銀河像は澄んでいるように見えます。

撮像への経過と結果

FlatAideProの目的外使用で強調

中心の光、埃の影、残念な出来になってしまいました。

GIMPで色レベル調整

しかし、色レベル調整で消せると信じていました。狙いどおり消えて、強調されました。

↓拡大画像です

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まとめ

Sirilには過酷な環境でした。雲と埃と。
これから登場する機会は何度もあるので、めげずに頑張ろうと思います。
DSSの画像と、Sirilのそれは、タッチの差でSirilが上だと思います。先だってプレアデスの過去データを使った実験の時に思いました。

また星の流れを避けるために、露光時間を30秒としており、処理ファイルが960と多量になっており、処理時間は5時間を超えています。これはこちらの問題かな。

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