目次
経緯
コンパクトデジタルカメラで月の全景が撮影できることが分かり、月への興味がむくむくと湧き上がってきました。
月は身近な天体でありながら、日常すぎて、気合を入れて観測・撮影することは、あまりありませんでした。
そこで今回、月に焦点を当てた撮影をし、記事を作成することにしました。
撮影結果
撮影したのは2021年9月24日です。月齢は17.1。
この月齢なら、愛機ASI462MCの画角にも十分収まるのですが、全景写真はあえてコンパクトデジタルカメラで狙いました。
月の全景撮影
やはり、月は拡大してクレーターなどを眺めるのもいいですが、月全体を眺めるのも、非常に趣があります。
趣のある撮影設定はどうあるべきでしょうか。(コンデジユーザーが偉そうですが)
[撮影機器]SONY DSC-WX500
①ISO800で撮影
愛機SONY DSC-WX500のISO値は1600が最大です。最大値を採用するよりも一歩さがって800で撮影してみました。
個人的には、これくらいが一番落ち着く発色です。
⓶ISO1600で撮影
今度はISO値を1600に増やしてみました。力強くて良いのですが、若干白飛び気味になります。
しかし、クレーターなどの月面の模様を楽しむなら別ですが、満月を楽しむということで言うと、若干白飛びしても、月の存在感が増します。
③1/800秒で撮影
露出時間を減らしても、ISO値をそのままにすると、あまり変わりはないような感じです。
しかし、若干ピントがずれる感じが・・・ぼんやりした感じになりました。
DSC-WX500は、ピント合わせはマニュアルで設定できないので、こういうことが起こるのですが、なぜピントの設定をDSC-WX500が変更したのか、オートフォーカスの条件設定の仕組みをまだまだ研究しないといけないようです。
月の拡大撮影
同じく2021年9月24日の話。月齢は変わらず17.1です。
次は、バローレンズを装着して、一気に月を拡大して撮影してみました。
全景は全景で美しいですが、クレーターや山や谷の荒々しい姿もとても良いです。
昼の部分と朝の部分の境界付近を撮影しました。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用
何の予備知識もないままに撮影に突入してしまいました。
有名なクレーターや海は、ある程度知っているのですが、拡大しすぎて、どのクレーターが何なのか、分からなくなりました。
しかし、画像は、これまででも屈指の指に入ると自負しています。
月面画像①
晴れの海か、静かの海か・・・
月面画像⓶
画像左端の存在感のあるクレーターはティコでしょうか?
月面画像③
荒々しい地形がとても良いですが、地形の名前は何もわからない・・・
月面画像④
ん?こちらが静かの海か?
まとめ
月面の拡大写真については、とても情けないコメントしかできませんでした。情けない・・・
しかし、月の風景は、高校生のころから見ていますが、飽きが来ませんね。
地形の名前を覚えると、月の観測も楽しくなると思うので、これから勉強したいと思います。
次の満月は10月20日。楽しみです。
そうそう、試してみたことはありませんが、コンパクトデジタルカメラで三日月も撮影してみたいです。月齢27くらいの。
どの程度きれいに写りますかね。楽しみです。
コメント
月の拡大撮影について
よく写っていると思います。個人的には、もう少し明るくても良いかなと感じます。撮像
時の設定を少し変更するか、すでに得られた画像をレベル補正やコントラスト調整するだ
けでも見栄えが大きく変化しますよ。また、画角の狭さは多数枚のモザイク合成で対処で
きます。
悪天候で星が見えない時、工作もできない時、画像処理という沼が待っています!(笑)
まいくろさん、こんにちは、ありがとうございます。
確かに少し暗めですね。編集にチャレンジしてみることにします。
モザイク合成って難しそうですね。勉強してチャレンジしてみますね。
なるほど、編集をしていたら時間を忘れそうです。何もできない時、過去の画僧を編集してみます。この沼は面白そうです(笑)
アドバイス、感謝します。ありがとうございます。