目次
概略
天文ガイド付録ポスターに記載されている夏のDSOの撮影のラストです。
最近残り3個残っていた時は焦りましたが、何とか撮影制覇目前に来ました。
大ラスにふさわしい作品にしたいと思いました。
結果としては、撮影は成功したものの、白黒になってしまうというトラブルに見舞われました。
しかし、球状星団がよく写ったので、撮影は成功とし、夏のDSOは撮影制覇とします。
春は残り一つで制覇できなかったので、今回はよく頑張ったと褒めてあげたいと思います。
M22の撮影と撮像に至る経過と結果
恒星のピント合わせ、極軸設定の状況
この撮影はプチ遠征で行われ、恒星のピント合わせ、極軸設定は、同日に行ったバラフライ星団と共通です。以下のリンクをご覧ください。
自動追尾の状況
一時間の自動追尾としては、満足のいくものでした。ノータッチでここまで追尾出来れば十分でしょう。
ここ最近は南北のズレが発生することが多いです。これがなくなれば完璧でなんですが。
基準恒星と目標天体の導入
いて座の恒星が全く見えませんでした。プチ遠征している意味がないっ。
仕方なく、かなり距離はありますが、わし座のアルタイル(等級0.75、赤経19h50m、赤緯+08°52′)を基準設定に設定しました。
目標天体のM22は、赤経18h36m、赤緯-23°54′にあります。やはりアルタイルと結構距離がありますね。
しかし、何とか3度目のトライでM22を画角に捉えることができました。上出来です。
球状星団のような明るい天体は導入も楽ですね。
撮影の結果と、撮像の経過と結果
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート。×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN280、8秒間のTIFフレーム480枚を撮影・うち328枚をDeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPによるレベル補正
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:河川敷公園
撮影日:2022年9月24日
撮影の結果
球状星団の画像としては、まずまずの出来でしたが、どうしても白黒になってしまいます。
最近、トラブル多いなあ。
撮像の経過及び結果
GIMPによるレベル調整
白黒でも結構よく写るものですね。まだこの画像が白黒になった原因はつかめていません。
解決していない問題多すぎです。
M22、これで完成とします。
まとめ
めでたく、天文ガイドの付録ポスターに記載されている夏のDSOの撮影を制覇しました。
良い面も悪い面もあって、発見もあり、訪問者さまに教えていただいたこともあり、充実したミッションでした。
このM22、TIFをフレームにしたのですが、これまでもそうしたことがあって、その時も白黒になったのです。やっぱりGIMPの設定の問題ですかね。
GIMPをカラーにする設定が分からない(^-^;
先だって訪問者さまに教えていただいたのですが、やっぱりわかりませんでした。
コメント
どんな操作をしていらっしゃるのか分かりませんが、アップされているデータはグレースケールになっています。
元データとは違うのか同じなのか分かりませんが、元もグレースケールなら色は出るはずないですね。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
これまでは、DSSでスタックすると、モードはRGBで出力できました。それが今回は、グレースケールで出力されて戸惑っています。そもそもフレームからしてグレースケールでして・・・
ちなみに当該DSOはTIFフレームでスタックしたのですが、うまくいかず、その後、別天体を、fitsフレームでスタックしたところ、カラーで出力できました。
上下逆転するのが面倒で、fitsから卒業しようと思っていたのですが・・・
僕が大事なパラメーターの設定に気づいていないのだと思います。
もっと検証してみます。
いつもアドバイス、感謝します。
仰っていることが良く分からないんですが、カラーで撮っていればDSSもGIMPもカラーになっている筈です。
”フレームからしてグレースケールでして・・・”というのは元のファイルがモノクロだという事でしょうか?
だとしたらカラー情報は無いのでモノクロで開くのは当然の結果かと・・・。
GIMPなどのレタッチソフトは編集でモード変更できますが、開く時には元のファイル情報で開く筈でモノクロで開くという事は元のファイルがモノクロだからとしか考えられません。
モノクロを指定して開くことが可能なのかもしれないけど考えられないなぁ・・・。
一人で考えていても進展しないので、同じカメラを使用しているユーザーさんのサイトで質問してみてはいかがでしょうか?
たぶんすぐに解決すると思いますよ。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
”フレームからしてグレースケールでして・・・”というのは元のファイルがモノクロだという事でしょうか?””
おっしゃるとおりです。色は白黒、モードはグレースケールです。
➀まず、被写体を目で覗きます。カラーに見えます
➁次に、ASI462MCをとおしてパソコンで見ます。カラーに見えます。
3⃣次に、スナップショットをとります。GIMP等で見ると白黒に見えます。
➃次に、DSSでスタックします。GIMP等で見ると白黒に見えます。
つい最近までは、スタックしたファイルを、カラーで見ることができるソフト(たとえばFlatAide)で読み込んで保存して、GIMPで編集したりできました。
話はそれるのですが、Flatフレームをスタックリストに追加すると、スタックすらできない状態です。
何だか色々あってすみません。
環境の近い方のブログを見つけて質問してみます。
いろいろとありがとうございます。
よくわかりませんが撮像時の設定でしょうね。
GIMP/DSSではないでしょう。
頼りになる方が見つかるよう祈っております。
もう一つ。
CMOSカメラは所有していないので、内視鏡カメラを使ってSharpCapで撮影してみました。
カメラセッティングの記録が残るんですね。
質問をする場合、具体的にどうやっているのかを明らかにしないと質問される方もさっぱり状況が掴めないと思います。
・どういうセッティングで撮影したのか
・その画像
このぐらいは開示しないとならないと思います。
それか、ブログ上でそれらを公開してアドバイスをもらうかですかね。
失礼ながら、sanpojinさんのブログではこの辺りの事が分からないので、詳しい方が見たとしてもスルーされている可能性があると思いますよ。
カメラセッティングはこんなファイルです。(テキストが長くてすみません)
[DP 5M CAM]
FrameType=Light
#サイズ
Resolution=1920×1080
FPS=25.00
#モード
Colour Space=MJPG
#出力形式
Output Format=TIFF files (*.tif)
#フレームレート
Frame Rate Limit=Maximum
#露出時間
Exposure=15.6250ms(Auto)
#タイムスタンプ
Timestamp Frames=Off
#輝度
Brightness=0
#コントラスト
Contrast=0
#色相
Hue=0
#飽和
Saturation=48
#シャープネス
Sharpness=1
#ガンマ
Gamma=100
#ホワイトバランス
White Balance=5021(Auto)
#逆光補正
Backlight Compensation=0
#背景減算
Background Subtraction=Off
#自動位置合わせ(惑星/銀河)
Planet/Disk Stabilization=Off
#しきい値
Banding Threshold=35
#バンディング除去
Banding Suppression=0
#フラット補正
Apply Flat=None
#ダーク補正
Subtract Dark=None
#シャドウポイントを表示
Display Black Point=0
#中間調ポイントを表示する
Display MidTone Point=0.5
#ハイライトポイントを表示
Display White Point=1
#注意
Notes=
TimeStamp=2022-09-30T10:47:15.1642497Z
SharpCapVersion=4.0.8391.0
保存先にテキストファイルで保存されているんじゃないですかね?
カメラde遊ingさん、送信する前に消してしまったようで、それに今気が付き、返信が遅れてしまいました。
すみません。
カメラセッティングの情報は、フレームリストのフォルダに保存されています。今朝のブログでは、大胆にそのまま貼り付けてみました。
確かにこの情報が無いと判断できないですね。アドバイス感謝します。
ありがとうございます。