Sharpcapのライブスタック訓練
昨夜、雨の後の空、きっと空気が澄んでいて、スタックも進みやすいだろうと思い、撮影基地を設営しました。
しかし、残念ながら、雲がどんどん沸いていて、夜空を見ることは難しかったです。
そこで、目盛環を使わなくても、ファインダーで捉えられる明るい天体、オリオン大星雲を選択しました。
これなら、雲の合間からとらえることができます。
何をしようかというと、Sharpcapでのライブスタック訓練です。
オリオン大星雲を撮影
訓練に当たって、極軸の東西調整をオリオン座の3連星を使って行いました。
東には厚い雲があり、高度調整はできませんでしたが、まあ、高度が早々狂うこともあるまいと思い、雲が多くならないうちにオリオン大星雲の撮影を開始。
Alignmentの設定値はデフォルトにしました。
結構よく撮れていると思いますが、これは10秒間露出、50秒の総スタック時間の画像です。GAINは100に落としました。露出10秒でも中央は飽和していたっけ。
しかし、露出時間を30秒にしたとたんにスタックされなくなり、あとは、雲に覆われて終わりです。
考察
昨夜は天候には恵まれず、30秒露出に切り替えた時には、断続的に雲に襲われていました。
昨夜ライブスタックがうまくいかなかった原因としては、天候のせい、というところでしょうか。
また、30秒露出だと、追尾ズレが発生していたことも原因でしょう。まだ極軸の追い込みが足りないのか・・・
黒レベルの閾値もいろいろ試してみましたが、雲の合間では、あまり効果があるとは思えず。
ノイズリダクションも設定を動かしてみましたが、効果はありませんでした。
まあ、とにかく、天体観測は気候には勝てない、今回はそういう結論にしておきます。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:GIMP(色レベル補正で炙り出し)
撮影場所:自宅ベランダ
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