ねらい
太陽観測は、継続して同じことをします。
・太陽黒点の様子をスケッチして、太陽全体の黒点活動の様子を観測する。
・眼視をして、スケッチの内容と見比べて、見落としがなかったかどうか確認する。
・黒点の様子を撮影する。
こんなところでしょうか。
最終的に眼視と撮影をするのなら、スケッチの意味がなくなりそうですが、意味はあります。
楽しむことです。
管理人のする天体観測に付随する作業は全て楽しむことのできる趣味です。
今日は、これまで行ってきた、太陽観測の報告です。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンNEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)、×0.5レデューサー使用(広範囲画像のみ)
カメラ:CMOSカメラASI120MC-S
自動追尾:ビクセンMD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
2021年8月29日
太陽投影板は完成していなかったので、撮影のみです。
この日、黒点は2群。いや、1群と1個というのでしょうか。
半暗部を伴った、黒点が6個ほど確認できます。
下の方の黒点は、見逃すところでした。撮影時には確か見落としてました。
写って良かったです。
2021年9月5日
まだ太陽投影板は完成していません。撮影のみです。もっともこの頃は定期的に観測しようなどとは思っていませんでしたが。
Filename=Sun_123823、Date=050921、Duration=59.959s、Frames captured=1598、ROI=1280×960、ROI(Offset)=0x0、FPS (avg.)=26、Shutter=1.000ms、Gain=3 (3%)、Gamma=50、Histogramm(min)=10、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%
右側画像の諸元
Filename=Sun_130420、Date=050921、Duration=60.038s、Frames captured=1709、ROI=1280×960、ROI(Offset)=0x0、FPS (avg.)=28、Shutter=1.743ms、Gain=7 (7%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3990、Histogramm=97%
黒点がいくつあったのか、覚えていません。画像の枠外に写っていたかもしれません。
これ、きちんと太陽投影板のスケッチに数を付して記録しないといけません。
太陽黒点の記録の仕方があると思うので、勉強したいと思います。
2021年9月20日
この日はスケッチのみでした。いつも一緒の黒点の様子ですが、完全に違います。管理人の表現力の問題です。
半暗部を表現するには、管理人の場合、そこそこの筆圧がいります。今の太陽投影板には、どの程度まで負荷をかけてよいのかという別の問題が発生しています。筆圧かけすぎて壊れちゃっても困るし、今のスケッチは、太陽黒点の位置を示すメモになっていて、重要なんです。
スケッチを位置を示すだけのものにする手もありますが、それは寂しい。
2021年9月23日
やっと、太陽投影板スケッチと撮影画像セットで掲載できます。
黒点群は3つ。一番下のは見落としそうになりました。画像でも見落としそうになるので、黒点もそこそこ強調処理をしておかないといけません。
スケッチにおいても3群確認しています。でも、なんだか画像と比べると配列がおかしいですが、太陽投影板の東西南北と、望遠鏡で見た東西南北が違うからです。(だと思います)
スケッチを上手に描くのは大変です。まだまだかなり、いや、とても下手です。
まだあの黒点の雰囲気を出すには程遠いです。
因みにスケッチに後から黒点を追記するのはありでしょうか?
まとめ
スケッチをするようになって、観測という趣旨に寄った感じですが、まだ太陽観測のことを勉強不足だし、とにかく楽しめることが一番、そういうスタンスでやっています。
スケッチが溜まっていくと、とても楽しくなるし、充実感も高まります。
撮影画像に関しては、×0.5レデューサー使っても、太陽全体は画角に入りきらないので(撮影に使っているASI120MC-Sのセンサーサイズは1/3″)、スケッチの正確性が求められます。
もっとも眼視も行うので、見落としは無いと思いますが、撮影画像に頼り切るのも危険です。
太陽は、季節関係なしに、毎日顔を出してくれます。つまり毎日楽しみが出来たわけですね。
平日に太陽観測は難しいですが、週末の楽しみがさらに増えたので良かったです。
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