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【天体撮影】火星の撮影、ピントの位置はどこにある その2

天体撮影に関する事項
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引き続き、火星の撮影の練習

昨夜は天気が良く、天体観測日和でした。

帰宅した後、早速望遠鏡をベランダに出し、いつもの基地づくりをして、撮影に臨みました。

今の動画撮影、静止画作成の技術が一般的になって、とても便利になって、いい写真が撮れるようになったけど、観測基地を作る手間は少しかかるようになりましたね。

で、昨夜の観測も、半分は火星の撮影練習です。
今回の準大接近で、これという画像が得られれば、とても嬉しい。
そのために、練習を繰り返します。

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その成果は・・・

それでは、昨夜の成果物を見てみたいと思います。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6

①21:53撮影
ピントが甘いのと、明るすぎたのと、この明るすぎというのが今回、ポイントになりました。
一昨日の撮影の教訓を守らず、Shutterを10ms、Histogrammを100%にしてしまったのが敗因かと・・・
●一昨日の教訓
Histogramm=90~100%、Shutter=4.600~5.100ms、Gain=69 (11%)、Gamma=50くらい

Duration=60.000s、Frames captured=5994、ROI=400×400、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=30 (5%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

②22:27撮影
これはもっと明るすぎる。①と同じ道を歩んでしまいました。
ピントは、まずまずだと思います。

Duration=59.999s、Frames captured=5989、ROI=400×400、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=30 (5%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

③22:30撮影
色合いもまずまずになってきました。極冠も写っているようです。Shutter=5.100msまで下げたせいでしょうか。しかし、まだ若干明るい。雑誌の写真とは比較できませんが、もっと「茶色」という感じが欲しい。

Duration=60.000s、Frames captured=10162、ROI=400×400、FPS (avg.)=169、Shutter=5.100ms、Gain=69 (11%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3877、Histogramm=94%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

④22:43分撮影
まあ、このような感じなのかなあ。色合いも悪くない。
一応模様も映っている。
しかし、やはり若干明るい。

Duration=60.003s、Frames captured=10196、ROI=400×400、FPS (avg.)=169、Shutter=5.100ms、
Gain=69 (11%)、Gamma=50、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3874、Histogramm=94%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

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得られたピントの位置は・・・

ピント

今回の撮影で最大の懸案であったピントですが、前回のブログでも記載した、パソコン画面上の火星の周りの白い膜のようなものを極限まで取り去って、つまりピントを合わせて、よーくパソコン上の火星を見ると、わずかに模様が映っていました。

今回、模様が地味だったせいで、見つけることが難しかったですが、これが、大シルチスだったら、もっとはっきり見えたはずです。

したがって、今回たどり着いたピントの位置は、

①火星の画像の周りの白い膜が極限まで無くなった位置
②表面模様が確認できる位置

ということになりました。

明るさ

Histogramm=90~100%、Shutter=4.600~5.100ms、Gain=69 (11%)、Gamma=50くらい、という前回の記事の目安では、まだ明るいように見えます。

次回の撮影では、GainとShutterをもう少し下げて、Histogrammが100%には届かないくらいの90%台を狙ってみようと思います。

今夜は、曇り空のようですね・・・

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