目次
経緯
きよりんさんからスーパーポラリス赤道儀本体と三脚をいただき、ak_uchiさんからはスーパーポラリス赤道儀専用(もちろんNEWポラリス赤道儀など他の赤道儀との互換性はあります)のモータードライブMD-6をいただき、管理人の天体観測体制はかなりの厚みのあるものになりました(もちろん自分としては)。
こうなってくると、悩みが発生します。
NEWポラリス赤道儀は何に使うのか
NEWポラリス赤道儀の使い道に困ってしまうのです。
アリミゾは初めてのDIY、そして、37年もの間、所有しており、愛着はとてもとても深いのです。
何か意味のあるミッションを与えられないだろうか。
モータードライブMD-5
せっかく、NEWポラリス赤道儀専用のモータードライブMD-5もまだ元気なのですが、出番が今後激減しそうです。このモータードライブにも愛着があります。
因みにこれ、モーターをモーターケースに収める向きを間違えてますね。直さなければ(笑)スーパーポラリス赤道儀の組み立てで、NEWポラリス赤道儀に戻した時に間違えたんですね。
なお、一昨日の夜、MD-5の調子を確かめたんですが、正常に星を追尾していました。
まだ十分使えます。
ビクセン鏡筒80Mの使い道とは
そして、もう一つ、ビクセン鏡筒80Mです。今床に転がしているのですが、
これにも愛着があります。アクロマートで、自分なりに美しいDSOや、木星、土星、火星をがんばって撮影してくれました。
火星大接近の年にフル稼働したというのは何かのめぐりあわせでしょう。
しかし、この鏡筒は、使い道があるのです。
太陽観測です。
絞りもついているし、アイピースもそろっています。
アリガタも作成しました。
NEWポラリス赤道儀は太陽観測専用に
80Mを太陽観測専用としますと、自動的にNEWポラリス赤道儀は、太陽観測専用機となります。
まあ、もちろんスーパーポラリス赤道儀で太陽観測をしても良いのですが、それでは、NEWポラリス赤道儀の出番がなくなりますから。
アイピース用サングラスでアイピースを直視する観測法
現在の管理人の太陽観測ツールは、以下のようになります。
37年経過している日本サイズのアイピースと、アイピースに直接装着するサングラス、対物レンズの絞りです。
左から、Or.6mm、K.20mm、HM.12.5mm、サングラス、そして対物レンズの絞りです。
Or.、K.は、レンズを張り合わせている部分が溶けてしまうからということで、太陽観測には推奨されていませんでした。
あとは撮影ツールが揃えば完璧です。
太陽観測を楽しむには十分な機材ですが、最近の「天体観測の基本」的な本を読むと、望遠鏡を直視する観測法は推奨されていないというか、禁止されているようですね。
管理人はたまにやってますが、確かにサングラスとか、月日を経て劣化しているかもしれないので心配でもあります。
フードの前に取り付ける減光フィルターも販売されていますが、その上でも、直接接眼部を覗くのではなく、PC画面で見るなど、直接アイピースを覗くことは推奨されていません。
太陽投影板による投影法
太陽から望遠鏡を通じて出てくる光を、板に映してそれを観測する方法です。
高校生の頃、黒点のスケッチとかでよく使っていました。
NEWポラリス80Mの太陽投影板は残念なことに、引っ越す時に回収に失敗し、無くしてしまいました。
今は、こういう鏡筒と平行に取り付けるタイプなんですね。12,691円也。
そもそも80Mに取り付けられるのかどうか怪しい。でも欲しいな。
https://www.amazon.co.jp/Vixen-%E5%A4%A9%E4%BD%93%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1%E7%94%A8%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC-%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%8A%95%E5%BD%B1%E6%9D%BFB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-37224-9/dp/B002Y0IDZI/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%8A%95%E5%BD%B1%E6%9D%BF&qid=1628724254&sr=8-1
今太陽観測を始めるにあたって必要な物
太陽観測専用望遠鏡
見出しを付けて気が付きました。これではNEWポラリス赤道儀の役割がなくなってしまいます。特に80M。
5万円から10万円程度、やはりそこそこのお値段がするのですね。普通の鏡筒でもこれくらいはしますが、太陽専門というところで割高になります。
でも、太陽黒点とかきれいに見えるんでしょうね。
管理人のツールのように絞ってしまうと分解能が落ちますが、こういう専門の望遠鏡ならそんな心配もありません。
いつか所有してみたい望遠鏡です。
太陽観測用カメラ
下のリンク先を見ると、管理人愛用のASI462MCは、惑星、太陽、月の観測に向いていると書いてあります。
管理人は、太陽はご法度だと思っていました。
ということは、カメラは済、と。
ASI462MC ZWO社 天体撮影用カラーカメラ ASI 462MC ASI462 MC (electricsheep.co.jp)
減光方法
ということは、残った問題は減光の問題となります。 ASI462MCに日本サイズのアイピースは取り付けられないので、日本サイズのサングラスが使えないし、何だか怖い。
https://www.amazon.co.jp/Vbestlife-%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%81%E8%80%90%E4%B9%85%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B100mm%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC60-70mm-80mm-90mm%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1%E3%80%81%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%89%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E3%81%AB%E9%81%A9%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99/dp/B098DLLJ2G/ref=sr_1_6?adgrpid=115455136693&dchild=1&hvadid=492495904287&hvdev=c&hvqmt=b&hvtargid=kwd-606792572143&hydadcr=21809_11006323&jp-ad-ap=0&keywords=%E5%A4%AA%E9%99%BD+%E8%A6%B3%E6%B8%AC+%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC&qid=1628727864&sr=8-6
Amazon価格で2,509円税込み。
これなら買えますが、問題は80Mのフードにぴったりはまるかどうかです。
まとめ
NEWポラリス赤道儀の使い道は、太陽観測に決定しました。
あとは、減光フィルターを買うだけです。
この季節の太陽観測は汗だくになりますね。パソコンも過熱しそうだなあ。そのあたりのケアの準備も必要ということか。
あと、太陽観測のたびに、スーパーポラリス赤道儀からアリミゾを外して使うのは面倒なので、80MはNEWポラリス赤道儀に載せたままにしたいです。そうすると、またアリミゾを買わないといけないなあ。あれも地味に高い。
37年も使ってきた愛機、何とか生かしてあげたいし、そもそも太陽観測をしたいという気持ちがありました。
事情と感情が一致して、良い結果になって良かった。
次の段階は買い物です。
コメント
気をつけてくださいね。
センサー燃やさないように。。。(T_T)
こたろうさん、ありがとうございます。
記事を書いてから、いろいろ調べてみると、太陽観測が結構危険であることが改めてわかりました。ASI462MCより太陽観測に向いたカメラを探しているところです。
中古で安いのがないかなあ。
仰るとおり、センサーを焼いたら終わりですもんね。
アドバイスありがとうございます。これからもよろしくお願いします。