9月21日のこと
9月21日のこと、天体撮影中にモータードライブが動かなくなりました。
電源ランプはついています。
これは、やばい!
モータードライブは、観測や撮影の要の一つ。
今の観測、撮影スタイルを維持できなくなります。
ビクセンモータードライブMD-5
形式:クォーツ発振パルスモーター駆動方式
定速回転精度:±0.01%(対恒星時)赤道儀取付時には、ウォームによるピリオディックモーションや大気差による追尾誤差が多少生じます。
出力軸トルク:4kg・cm
使用温度範囲:-10℃~+50℃
電源電流:約150mA(9Vでモーター駆動時)
電源電圧:6V~12V DC ACアダプター使用可
全重量:600g
しかし、電池を入れ替えることで、動くかもしれないと思い、入れ替えをしました。
それでも、動いたり動かなかったり、すっきりしません。
はっきりしているのは、通常の追尾はできているようなのですが、倍速で動かすことができないことです。
通常の追尾ができれば最低限何とかなりそうですが、撮影対象範囲の中に被写体天体を誘導したり、もう少しで視野に入る天体をファインダー見ながら導入したり。
モータードライブの倍速は使えなくなると困ります。
とにかく手動ではもう苦しい微妙な動きを倍速がしてくれていました。
その日は、曇ってきて撮影もできなくなってきたし、いったん撤収しました。
部屋の中で、倍速が動いているのかどうか、モータードライブと赤道儀の接続軸が動くかどうか試しましたが、動いているようでした。
したがって、この夜は少し安心して寝ることができました。
9月22日のこと
一夜明けて、やっぱりどうしてもモータードライブのことが気になる!
その夜は曇る天気予報になっていたので、昼の間に、モータードライブは壊れていない確証が欲しかったのです。
めずらしく、太陽観測の態勢を整えました。
態勢といっても、赤道儀セットして、アイピースにサングラス装着して、対物レンズを絞ってというくらいですが(このやり方は今はやらないそうですね)。
太陽を視野に入れるのはとても難しいですね。
ファインダーは使えないし、望遠鏡で直視するわけにもいかないです。
白い紙を望遠鏡のドローチューブの後ろにおいて、太陽が写るのを待って、クランプを締めました。
結局、通常速度、2倍速、8倍速、逆転、
ともに正常との結果を得ました。
なんだか気持ち悪い終わり方ですが、21日の観測で追尾の時に、赤経クランプを締め忘れていた?
故障でなければ、原因はそれくらいしか思いつかないですね。
次回の撮影の時にちゃんとした答えがでますが、なんだかそわそわします。
モータードライブには元気でいてほしい
35年経過しているモータードライブMD-5。
これまでずっと使い続けてきたというより、使わない期間の方が長かったものです。
よくここまで、管理人を待っていてくれたものです。
これからは、かなり頑張ってもらう予定なので、ずっと元気でいてほしいです。
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