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【機材使用感】SVBONY社製 スマホ用撮影アダプターを購入しました(コリメート撮影用)

天体観測器具レビュー
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概要

天候不順が続き、我慢できず、ついに星見系の買い物に手を付けてしまいました。
以前から、コリメート法でスマートフォンを使って、撮影することに強い興味があって、アダプターが欲しかったところ、この長い雨や曇り空によって、ついに購入したというわけです。

コリメート法とは、望遠鏡などの接眼レンズに、スマートフォン、デジカメのレンズを押しつけて撮影する方法です。

とても手軽に撮影ができそうな気がしていました。
しかし、甘かった!
接眼レンズとスマートフォンのレンズの光軸を合わせるのが至難の業でした。
今のところ、10回トライして1回成功するくらいの確率で光軸が合っているという低い成功率です。

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アダプターの概要

お値段2,680円。ビクセンのは定価ベースで10,000円超えていました。安物買いの銭失いにならないと良いが・・・
六角形の輪にドローチューブや延長筒を通して固定する仕組みです。
スマートフォンは二カ所のホルダーで固定します。実際には一カ所でもいけそうです。

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組み立て

管理人の愛機SV503 102ED(これもSVBONY社製)は、天頂プリズムを使わない限りピントが出ず、延長筒が必要です。しかし、アダプター取付に関しては、延長筒に取り付けた方がバランスが良い感じで、以下のような組み立て過程をたどりました。

まずスマートフォンを取り付けました。これ、フォルダーの向きが逆です。この向きでも撮影できないことはないですが、撮影ボタンと干渉することがあります。
ドローチューブ側から取り付けようと思ったら、種々ネジと干渉してできなかったので、対物レンズ側から取り付けました。

延長筒取付・・・

後先逆になりましたが、接眼部を取り付けて、組み立ては完了です。これをドローチューブに装着したら、次のステップです。

望遠鏡への取り付け

スマートフォンとアダプターを合わせるとかなりの重さになります。
鏡筒のバランスを良く合わせておかないといけません。スマートフォンって思っている以上に重いです。
重いですが、各締め付け部をしっかり固定し、鏡筒のバランスをとれば、意外とがっちりとしたシステムになります。
なお、この写真では、スマートフォンのカバーを装着したままになっていますが、安定しませんので、カバーは外した方が無難です。コリメート法でスマートフォンを落下させてお釈迦というのは悲しすぎます。
管理人は4回、盛大にスマートフォンを落下させました。屋内だったので助かりました。

取付まではうまくいったので、これから最難関の光軸合わせです。

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光軸合わせ

コリメート法で撮影するには、望遠鏡の光軸と、スマートフォンのレンズの光軸がぴったり合っていないといけません。
管理人はここを甘く見ていました。組み立てが終わったらすぐにでも撮影できるかと思い。
しかし・・・

↓は、遠くのマンションにある電灯を写したものです。良く見えないと思いますが、一応電灯の姿は写っているんです。多分半分くらい光軸が合っているものかと。
第一回目の光軸合わせとしては上出来。(スマートフォンが上を向いていますね)
しかし、その後が、鳴かず飛ばずで、なかなか光軸が合いません。

なお、光軸合わせは、望遠鏡に取り付ける前に、明るいところで行うことをお勧めします。
暗いところでちまちまやっていると、イライラしてきます。

翌日、仕切り直しで、いつもの風見鶏で光軸合わせ実験をしてみました。
合いました!でも横にずれているんですね。まず、光軸を平行にするところまでは出来たということです。

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まとめ

まだまだ訓練を積んで、光軸が合う部分の感覚を養っていこうと思います。

コリメート法は、望遠鏡さえ外に出せば、パソコンやら電源やら撮影基地を設営する必要がありません。ここが最大のメリットと感じました。(光軸設定は必要ですが)
また、コンパクトデジタルカメラでも撮影が可能です。

最初の被写体は月が良いですね。上達したら、木星や土星も撮影できそうです。楽し。

アダプターとしての性能は、まずまずです。とにかく各部がしっかり固定できるところが良いです。
しかし、唯一難を言えば、重さです。鏡筒のバランスをしっかりととっておくべきです。そうするとかえってメリットが(前述)あります。

訓練のやりがいがありますね。

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コメント

  1. カメラde遊ing より:

    この手のアダプターは使い辛いですよ。
    前回コメントに”鋭いですね”と返して頂きましたが、この辺のことは皆が通る道なんですよ、多分。
    このアダプター、自分はまだスマホ用が無い頃にデジカメ用で使ったことがありますが、数度使っただけでお蔵入りになりました。
    不確実なんですよね。
    それに操作し辛いでしょ?天体相手だと画面見辛いし。
    コンデジとかでフィルターが使えるカメラのフィルターネジを利用してアイピースに固定できる方式なら使い物になると思いますよ。
    ズームアイピースだとTネジが切ってあるものが多いですし、それ以外のアイピースでも拡大撮影アダプターがあれば同じようなことが出来ますから。
    コンデジとかだと画面がチルト出来るのが多いと思いますから、ピントとか操作自体も無理なく出来ますしね。
    スマホにアイピースのバレルが付けられるタイプのアダプターがあったような気がしますが、それならもう少し使いや安かったかもしれませんね。
    今更言っても仕方ありませんが、そういう試行錯誤が楽しいという側面もありますから(^^;)

    • sanpojin より:

      カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。

      ほとんど今日一日ねばって、最適な調整になる場所を探しましたが、全然だめです。甘く見てました。
      数値で、この位置から○センチとか決まらないんですよね。調整中にスマホが落ちるし。
      確かに、アイピースにスマホカメラが装着できるネジが付いていれば良いですが、現状では完全に空中戦です。光軸をまっすぐにするなんてとてもとても、本当に運任せで。
      しかし、天気が悪くまだ天体に向けていないので、もう少し粘ってみます。コンデジも頑張ってみます。
      無駄骨かもしれませんが。。

      アドバイス感謝します。

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