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【天体画像編集】NGC55、M78を再編集してみた

天体撮影に関する事項
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経緯

3月16日に月を撮影して以来、天候の影響で天体観測を出来ていません。まだ二日しかできていないというのに、天体観測中毒の管理人は、強いストレスを感じています。

まあ、天体観測せずに家でゴロゴロしているのも悪くないのですが、それだけだとつまらないので、昨夜に続いて、天体画像の再編集をやってみます。

改善する画像があるといいなあ。

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再編集の対象と過程

撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、FlatAideProによるフラット補正・レベル補正・カブリ補正・恒星のみ処理、GIMPによる色強調・colorenhance処理・ノイズ軽減・トーンカーブ調整 等
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター

ちょうこくしつ座銀河NGC55

元画像
これ、60分の総スタック時間をかけ、かなり頑張ったのですが、ノイズまみれになってしまいました。
かなりの難敵です。
銀河を強調するために、FlatAideProで、ノイズの少ないFLAT画像を作成します。

↓フラット補正後画像 少し見やすくなりましたかね。。。
かなりしつこいノイズです。しかし、少しフラットになりました。これを恒星のみ画像と恒星無し画像に分解します。

↓恒星無し画像 漆黒の闇の中のNGC55です。なんだかめざしみたいですね。
どれだけ編集しても、宇宙空間にも星にも影響を与えないので、ごりごり編集してみたいと思います。

↓トーンカーブ、ノイズ軽減、などの処理をした画像

↓FlatAideProにてカブリ補正。あまり変わりませんが、恒星のみ画像と合成してみますと・・・

上の写真と下の写真を合体。

↓再編集後完成品。ほんの少し見やすくなりましたかね(汗)

オリオン座散光星雲M78

これはさらに難敵です。できればこの雨のようなノイズを消したいのですが。
元画像

↓恒星無し画像を作成して、手を尽くしましたが、かえって状況が悪くなったような。

↓恒星のみ画像と合成しました。雨のようなノイズは目立たなくなったが、明るさを犠牲にした感じです。

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まとめ

どんどん画像編集にはまっていくのが分かります。
多分効果がないだろうと思っていたものでも、チャレンジしたくなります。
特に今回は、編集の効き目の無かったDSOです。少しでもよくなったら儲けものなのです。

M78の雨のようなノイズがほぼ消えているのは、恒星無しレイヤーの下に恒星のみレイヤーを敷いて、恒星無しレイヤーの透明度を上げていき、明るさとノイズの消え具合がちょうど良いところで透明度を止めた結果です。だから暗くなったんですね。

画像処理は、何かを得たら、何かを失っている気がします。

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