露出は控えめで観測
昨夜の天体観測対象は、クリスタルボール星雲、オリオン大星雲、プレアデス星団でした。
なかでも、クリスタルボール星雲は何としてもその姿をものにしたかったです。
しかし、クリスタルボール星雲も淡い部分を持った星雲で、ノータッチガイドが不安定な中で、最後までやり遂げられるか心配でした。
そこで昨夜は、最大30秒間の露出のみで撮影しました。
クリスタルボール星雲(NGC1514)
露出30秒間、撮影時間1020秒間で撮影しました。ことのほか、ライブスタッキングがうまくいったので、撮影時間は長くしました。その結果が↓です。
かろうじて、炙り出しに成功しました。
しかし、見ることができてよかった。達成感あります。
寒い中、画角への導入とか、ライブスタッキングの状況とか見たりして苦労しましたから。
色は、ネットで調べたところ水色なんですが、管理人は、こういう不規則なところに色を付けるスキルはないので、色は付けません。
編集は、GIMPで、色レベル、トーンカーブ、露出補正をしました。
あまり意味はないですが、拡大するとこんな感じ。
NGC2392(エスキモー星雲)の時は、奇麗な色が出たんですけどね。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、GAIN:Middle
撮影及びスタッキングソフト:ASILive、ASILiveによるライブスタッキング
撮影場所:自宅ベランダ 以下同様。
プレアデス星団
今回も星間ガスを炙り出すことはできませんでした。よって雰囲気だけ、青っぽく編集しました。
編集は、GIMPで色レベル、トーンカーブ、露出、Channel Mixerを使用しました。
星間ガスは、長時間露出ができない今、残念ながら諦めないといけないかもしれません。
オリオン大星雲
こちらは、安定してきた感があります。何回撮影しても良いですね。
色の平滑化、トーンカーブ、Channel Mixerで編集しました。
まとめ
昨夜は、それなりに成果も出て、充実した観測になりました。
クリスタルボール星雲の淡い部分が見えたのは、今年、運が良い兆しでしょうか。
これからも、どんどん暗い天体にチャレンジしていきたいです。
実はやり残したことがありました。オリオン大星雲の北に位置する、NGC1981です。画角導入に手間取っているうちに、雲が出てきて見えなくなってしまいました。
今夜晴れていたら撮影したいと思います。
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