目次
撮影に至る経緯
時は、2022年4月20日、本当に久しぶりに、大きな黒点と、それが構成する黒点群が現れました。
もしかすると、もっと前に出現して観測できていなかっただけかもしれませんが、他の天文系ブログの方も4月20日と書かれていたので、間違いないと思います。
撮影して、眼視して、楽しまさせていただきました。
太陽投影板は?すみません、最近全く使っていません。
こんな黒点群は、最近ではめったにないので、しっかりと週末ごとの定点観測をしたいと思います。
今のところ、4月20日、4月22日に観測・撮影をしました。偶然の巡り会わせに感謝です。
撮影の結果
[撮影、画像処理に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社NEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン社80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI120MC-S
自動追尾:ビクセン社MD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、SharpCap4.0、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:広範囲画像は×0.5レデューサー使用。その他は主焦点撮影。
撮影日:2022年4月20日水曜日、22日金曜日
広範囲画像
4月20日13:37
E型の黒点群かと思われます。E群の定義は、
「東西に並ぶ大きな黒点群で、半暗部のある二つの主黒点の構造は複雑。東西の広がりは約10°」
広がりの計測に自信がないけど、黒点は立派な半暗部を持ち、黒点の構造も複雑だし、E群の資格があります。
細かい黒点も配して、堂々たる黒点群です。
4月22日12:29
画像の色が違うのは、4月20日がFireCapture、4月22日がSharpCapで撮影したので、その影響かと。
どちらが正解なのでしょうか。フィルターは同じものを使っています。
太陽の自転で、右側から新たに一つ黒点が現れました。
活発で嬉しいです。
黒点群の拡大画像
4月20日13:41
恐らく雲の中の撮影になったため、妙なノイズが残ってしまいました。
しかし、本当に黒点の構造は複雑ですね。
半暗部のある黒点を数えると、6個ですかね。
一番左を一つと数えるか、三つと数えるか迷うところです。
4月22日12:29
こちらはピントの合った画像を得ることが出来ました。一番左の黒点が、三つに分かれて見えます。
黒点の細部の覗くのは楽しい体験です。
まとめ
久しぶりの大黒点の出現に興奮しました。
黒点は人を興奮させるもののようです。
これだけ連続して黒点を観測したのは初めてで、時間を追って変化していく黒点を見るのも初めてでした(ピントが合っただけとも言う)。
今週末まで黒点がもちますかね?あるいは新たな黒点群が現れてくれるでしょうか?
楽しみです。
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