6月4日の内合以降、明け方の東天で、明けの明星として輝き、観測のチャンスを迎えている金星。その金星が、美しい動きをします。おうし座にあるヒアデス星団の中を通過していくのです。
しかも金星はー4.5等と最高の輝きを見せながら通過していきます。
期間は、7月4日頃から7月13日頃まで。東の空低く姿を見せ始めているヒアデス星団の中に入り込んで輝きます。そして7月12日頃おうし座の一等星アルデバランとも大接近します。その間隔は約1度。1度って、人差し指一本分の幅です。まさしく大接近することがわかるでしょう。
ヒアデス星団を後にした金星は、新月前の月齢26の月と、アルデバランを挟んで並びます。月と金星は約6度(ブイサインいっぱいの幅)といささか離れ気味ですが、金星とアルデバランと月が並ぶところがいいですよね。
ー4.5等の金星と、ヒアデス星団を写真に取るのは難しそうです。露出を金星に合わせると、ヒアデス星団が映えませんしね。僕なら、ヒアデス星団に露出を合わせた写真をを撮るかなあ。金星が明るいのはわかってますしね。それとも、最近の合成というやつで解決する問題なのでしょうか。写真についてはもっと詳しくなりたいです。
この天体ショーは、早朝のショーなので、頑張って早起きして、それぞれの星の色や輝きの違いを楽しみましょう!
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