概略
一昨日の夜、モンキーヘッド星雲の撮影をしました。
撮影スタートが遅くて、エアコンの室外機にカメラが干渉するまでの一時間しか露光時間を確保できませんでした。
画角の中央に収めることもできず、残念だったので、撮り直しすることにし、早い時間から準備を初めて、撮影をスタートしました。
しかし、今回は赤い星雲は薄くなってしまいました。
Sirilでの炙り出しをするとかえって、色がさらに薄くなってしまう始末・・・
おそらく一昨日よりもGAINを低くしたことが影響しているかもしれません。ヒストグラムとしては、低くした方が良かったので。
撮影と撮像に至る経過
経過については、一昨日の夜の撮影と同じです。
極軸設定は、完璧。
自動追尾の状況も、ほぼ完璧。なんで光が当たる感じになるのかなあ。
撮影の結果と、撮像の経緯と結果
【使用した機材、ソフトウェア等】
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN320、30秒間のfitsフレーム242枚を撮影、そのすべて(計2時間1分)を、Siril1.0.6でコンポジット・フラット補正・ダーク補正・バイアス補正
画像処理:Sirilによる色補正・ヒストグラム変換、GIMPによるトーンカーブ調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年1月31日
撮影の結果
とりあえず、炙り出しをせずに、ASIFITSViewでモンキーヘッド星雲画像を開くと、結構ストレッチされました。
Sirilによる炙り出し
少々細かい部分が見えるようになったようですが、あまり初期画像と変わらない・・・Siril、不調だったようです。
GIMPでトーンカーブ調整
赤い星雲らしく、と思い、トーンカーブ調整で赤系統を強調しました。
なんだかもやもやしますが、これで完成とします。
一番最初の画像が、一番出来が良かったような(^-^;
まとめ
やはり、赤い星雲をノーマルな状態で撮影するのは限界がありますね。まずまずの出来ではあるのですが、イマイチなモンキーでした。
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