撮影の経緯
昨夜(2021年12月14日)のこと、帰宅すると、すでに土星はほぼ沈んでいました。
木星と土星のシーズンは終わりつつあり、ここのところずっと、満足のいく画像が出来ていないため、なんとしても良い画像を得たかったのです。
そこで、沈む前の木星を撮影することにしました。
完全に満足というわけではないけれど、まずまずの画像が出来たので、掲載します。
あとは、金星ですが、12月11日、それなりのシーイングの時に良い画像を得ることが出来ましたので掲載します。
土星は休日の早い時間を狙って撮影してみようと思います。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用
木星(2021年12月14日撮影)
きよりんさんのアドバイスで、シャッタースピードは速めの1/125秒程度、GAINは高めの250程度のところを狙い、撮影時間を90秒(これまでは60秒間だった)に、方針を変えて、撮影してみました。
それが功を奏したか、悪シーイング下で↓のような画像が出来ました。
暗斑もわずかながら確認できます。赤道帯の上に縞模様も見えます。
なかなか良い出来です。
金星(2021年12月11日撮影)
いつみても幻想的な三日月形の金星。この日はシーイングは悪かったけれど、いつもほど、川底の石のように踊っておらず、金星の三日月の形を見ながらピント合わせが出来ました。
なんとなく勘でピント合わせということではなく・・・
この金星、なんだか、色気さえ感じます。
まとめ
いよいよ惑星のシーズンとサヨナラする時期が近づいてきました。
平日は、運よく会社から早く帰って来た時には、土星、金星まで撮影できますが、少しでも遅いと、条件も悪くなり、それどころか、土星・金星は西の空に沈んでいます。
最後の望みは木星です。
これもギリギリのところで撮影できています。今回も駆け込みで撮影できました。
きよりんさんのアドバイスもあり、良い画像が出来ました。
これくらいの画像が安定してできると良いのですが。ピントが好調な時とそうでない時があり・・・
それでも、良い画像が出来た時には気分が高揚します。
惑星の撮影のために、何としても早く会社から帰ってきたいと思います。
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