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【天体撮影】管理人が撮影、処理した画像を振り返る

天体撮影に関する事項
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なぜ今、撮影、処理した振り返るのか

2020年9月19日から9月22はシルバーウィーク。夜は天体撮影三昧と決め込んでいました。
しかし、天はわが身に味方せず、一昨日(2020年9月19日)、かすかに雲の切れ目から、木星と土星が顔を出しましたが、撮影のセッティングの合間にまた雲に隠れてしまいました。

そして、昨夜も曇りの夜。

そこで、思い付きで、これまで管理人が撮影、処理した画像で、出来の良いものを振り返ることにしました。


[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6

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2020年8月26日

CMOSカメラによる撮影初日です。ここから、管理人は、天体撮影に没頭していきます。

やはり天体撮影の手始めとしては月だと思いました。撮影の結果は以下のとおり。当然Wavele処理する前はもっとぼーっとしていましたが、今の時代、それでいいんですよね。
月のクレーターを見ると興奮します。

木星

このころは。木星に縞の入った画像ができただけで感動していました。しかも三本入っています。
まだWavele処理の力を知らない頃のこと・・・

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2020年8月28日

この月は、どんなに処理をしてもさえない出来でした。月は撮影の基本だと思うので、もっと経験を積みたいと思います。若いころは。クレーターを見るだけで興奮していましたが・・・

土星

これも感動した画像の一つです。星の世界に入って、天体望遠鏡の眼視でカッシーニの空隙、土星本体の縞を見たことはなかったので、初体験でした。小口径の画像ではありますが、とても美しいです。

木星

慣れてきたのか、木星の縞も、もこもこしてきました。パソコン画面でピント合わせの感覚をつかみ始めたかもしれません。これも縞もこもこ画像初体験で感動したんですよ。

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2020年8月29日

まだ出来栄えに満足できませんでした。美しくないです。

木星

なんとガリレオ衛星の影が映っていて感動しました。ピントも安定してきました。ただしこのころは、ヒストグラムをないがしろにして、パソコン画面上の明るさを目安にしていたようなところがあったので、暗い画像になっています。

土星

だんだん安定した画像を作成できるようになってきました。土星については、ピント合わせのコツをつかみ始めたことが大きいです。これもちゃんとカッシーニの空隙、本体の縞模様が見えています。

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2020年8月30日

ようやく、満足のいく月が撮影できたと思います。題名「ケプラーと虹の入り江」

木星

なんと、大赤斑を、管理人の望遠鏡で初めて見ました!星の世界に入って初めての経験でしたので、これもまた感動しました。

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2020年9月1日

木星

もうこれくらいの画像では我慢できません。歯がゆいです。ピントが甘いんですね。

土星

この日からしばらく、ピントの合わない日が続きました。スランプです。スランプじゃなくてもピント合わせは難しいのに。このころは天気も悪く、リベンジする機会も少なかったのです。

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2020年9月2日

木星

何とかスランプを脱したのか、縞模様付きの木星が撮れました。ヒストグラム29%と、当時の自信のなさが表れています。

2020年9月8日

木星

ヒストグラムが低いので暗いですが、ピントの勘が戻ってきた感じです。これもガリレオ衛星の影らしきものが写っています。

土星

若干明るい感じですが、十分満足のいく画像です。何度見ても飽きません。管理人のスマートフォンには木星や土星の写真がいっぱい入っています。

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2020年9月11日

木星

また、大赤斑を見ることができました。ピントの勘が戻った証拠でしょうか。大赤斑の写った木星の写真を、管理人自身が撮ったということに満足しています。

土星

土星も良いピントで、カッシーニの空隙も本体縞もみえています。

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2020年9月12日

木星

表面の縞の輪郭も、単の帯ではなく、形がぼんやり分かります、木星は本当に満足のいくことが多くなってきました。

火星

生まれて初めて望遠鏡で火星を見ました。感動しました。画像もそこそこ良いものができたと思います。火星はもうすぐ準大接近になります。火星をきれいに撮るという目標ができました。

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2020年9月14日

木星

これは、ヒストグラムで、明るさがどう変わるか実験してた時のサンプルです。これもまずまずの画像です。縞がもこもこしていますね。

土星

ピントが甘いようです。コツをつかみつつあるとはいえ、やはりピント合わせは難しいですね。ノブを回すか回さないかくらいの感覚で、出来栄えが違ってきます。

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2020年9月15日

木星

Gamma値で調整する必要があるかどうかの実験で作成した画像です。この画像はGamma100まで上げた画像です。奥行というか立体感というか、きれいですが不思議な感じです。

土星

これもGamma100まで上げた画像ですが、若干シャープになりすぎた感じがあります。
でも、これが大口径の大きな被写体で表面模様ももっと複雑で、となれば、Gammaも必要になると思います(推測)。

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今後

火星も安定して撮影できるようになって、金星、水星にもトライして、そのあとは、星雲、星団にもトライしたいと思います。
管理人の愛機は、F910mmなので、直接焦点撮影で、月でさえも、全体像が画角に収まらないです。
愛機は35年も経過しているので、存在するかどうかわかりませんが、取り付けられるリデューサーを探しています。
ググっていたら、使えそうなものがあったのですが、取り付けができない可能性があります。今度お店の人に電話で聞いてみようと思っています。

コメント

  1. Sam より:

    月の全景で今の機材だけでやるのなら、モザイク撮影という手があります。時間とやる気があるならこれが一番綺麗に撮れるのかと思います。

    レデューサー以外だと、カメラをセンサー面積の大きなものにするかですね。

    レデューサーは今のカメラだと解像度で不利になるので、もしかしたら満足しないかもしれません。

    • sanpojin より:

      Samさん、いつもコメントありがとうございます!
      モザイク撮影、聞いたことがあります。一番綺麗にできるのですね。面白そうなので研究してみようかな。おそらく画像編集ソフトが必要ですね。
      なるほど、センサーを大きいものに変えるのは、今までの延長で取り組めそうです。でも、月全体が写るくらい画角が広くなりますか?
      レデューサーは、不利ですか!まあ、今目をつけているレデューサーも、無理っぽそうなんですけどね。ちなみになぜ不利になるとわかるんですか?僕では理解できないかもしれませんが。。。

      • Sam より:

        モザイク合成するのはMicrosoftのICEが手軽で精度がいいと思います。これが一番安上がりで、しかも出来上がった画像の解像度はかなりのものになるはずです。ただ、手間が多少かかります。

        別カメラでやろうとする場合ですが、今Stellariumで見てみたら910mmだと1インチくらいのセンサーサイズが必要です。ASI183ならぎりぎり、ASI533とかASI294だと余裕で全景が入りますが、そこそこの値段のカメラになってしまいます。

        一眼レフカメラなら、APS-Cサイズで余裕なので、中古で安い一眼レフを買うとかのほうが現実的かもしれません。何十枚か撮ってスタックすればかなりシャープになると思います。

        • sanpojin より:

          Samさん、コメントありがとうございます。しかも調べていただいてすみません。
          モザイク合成は手間がかかる分仕上がりが良いというわけですね。ICEのこと、調べてみます。
          1インチのセンサーサイズがいるんですね。私も、そのカメラを今調べてみたら、10万円超えるすごいのですね。今の僕にはちょっと無理だなあ。
          月は別として、やっぱり、星雲撮影は一眼レフですかね。中古のを探してみます。その方が将来的に展開が期待できそうです。
          いつも教えていただき、ありがとうございます!

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