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【天体撮影】CANON EOS KISS X7iが欲しい

天体観測器具レビュー
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王道のデジタル一眼レフカメラを調べてみた

一昨日の夜、粉砕されたM99の撮影、星の数が足らず、ライブスタックできなかったのですが、

目標天体の周りの星を少しでも多く取り込めるように、画角の広いカメラとして、デジタル一眼レフカメラを物色しました。
驚きました。
天体撮影用のデジタル一眼レフカメラは、30万円以上するではないですか!
それなら管理人は、鏡筒を替えますよ。
しかし、それはセンサーサイズがフルサイズで、手振れ防止機能とか、色々な機能がついていて、天体写真も驚くほど上手く撮影できる優れもの。手持ちで星景写真が撮影できるものもある。
そこまでのスペックを管理人は求めていません。
安くて、そこそこ写真が奇麗に撮れるものであれば、良いものも結構あるのでした。

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中古を視野に入れます

中古でも大丈夫なら、Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7iが良いと思いました。

Amazon.co.jp: Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7i ボディー KISSX7I-BODY: カメラ

2018年式ですが、エントリー機種ということで、管理人向きだし、さらに管理人の気に入った機能がありました。
気に入ったのは、液晶画面がくるくるいろんな角度に変えられるんです。
天頂近くの天体を撮影する時に、望遠鏡の下に寝なくて済みます。(ささいな機能かもしれませんが)
価格は中古で3万円程度。これなら管理人のへそくりで十分何とかなります。
センサーサイズは、APS-Cといって、最大サイズではないけど、22.3×14.9mmで、今使っているASI462MCの5.6×3.2mmに比べたら、雲泥の差です。

これの後継機種と思われる、EOS Kiss X10i は、13万円程するようで、これは、手が出ません。

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大きな問題がありました

購入に当たっては、二つほどクリアにしておかなければならない問題がありました。2点思いついたのですが、どちらも根本的で死活問題です。

問題① 内径36.4mmのドローチューブに今のカメラは収まるのか

35年前のドローチューブは、内径36.4mmの,ねじ込み式ものが多かったと思います。
管理人の望遠鏡がまさにそうなのですが、世間にあるカメラアダプターで、デジタル一眼レフカメラをとりつけることができるのか、という問題です。

とにかく取り付けられれば良いのですが、色々とネット検索で調べても、可能と断じるサイトはなく・・・しかし、あるものですね。お値段は、6,422円税込み。金額的な心配はなさそうです。

【楽天市場】【36.4mm径接眼部を持つ望遠鏡にデジタル一眼レフやCCDカメラを取り付け可能】Vixen NSTアダプター36.4[02P05Nov16]:カメラのミツバ (rakuten.co.jp)

気になるのは、ピントが合う位置があるかどうかです。管理人の望遠鏡はビクセン、このアダプターもビクセンですから、大丈夫だと思いますが・・・。
アダプターの形状を見るに、かなり長いので心配です。
あ、長いのは調整するアダプターで、取り外し可能か?

問題⓶ ライブスタックが出来ない

ここまで書いて、一番の問題に思いつきました。
デジタル一眼レフカメラでは、どんなに高い機種でも、スタックまでしてくれるものはないようなんですよ!
当たり前と言えば当たり前ですが、これは、管理人の撮影スタイルとしては死活問題です。
ある程度、いやそれなりの追尾誤差を認めたうえで撮影しているからです。
そして、その撮影は、ライブスタックができるカメラ、というのか、パソコンのソフトウェアだけなんです。
ここまできて、管理人がZWO社のASIシリーズを使うようになった運命に気が付きました。

正確な追尾が出来ない→コンポジットが出来ない→ライブスタックしかできない→ASIシリーズの一択

昨年の夏から、デジタル一眼レフカメラの選択肢は無い決まりだったようです。

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やっぱりASI294MCか

そうすると、やはり、ASIシリーズしかないのか・・・
いや、それで良いのです。何の問題もありません。
資金の問題さえクリアできれば。
9万円か、実に歯がゆい金額だな。

なんだか、無駄にデジタル一眼レフカメラの話になりましたが、勉強になりました。このCANON EOS KISS X7iは普段使いでも欲しいなと思いました。

オリオン大星雲が実に窮屈そうです。
4月2日撮影 露出8秒間、総スタック時間1920秒間、GAIN250

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コメント

  1. UTO より:

    CanonのデジイチをSharpCapで使う方法は、星ゾLoveのSamさんが記事にされていたように思いますので、調べてみてはいかがでしょう?

    M36.4(オス)-M42 P0.75(オス)に変換するアダプタ(意外と無いのですねぇ・・https://kokusai-kohki.shop-pro.jp/?pid=124211985 とかかな。もちろん、NSTアダプタでOkだと思います)の他に、Canon用のTリング(https://www.amazon.co.jp/Kenko-%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC-T%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88-%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%83%8E%E3%83%B3EOS%E7%94%A8-499597/dp/B0010RMYBK)が必要です。

    あとCanon機はHα線がだいぶカットされてしまうので、将来的には赤外カット改造サービスに出すこともいずれは考えないといけません(全く写らないわけではないので、即座にやる必要は無いです)

    短時間露光多数枚が前提なら、たしかにASI294MCの方が無難かもしれません。

    それと現在お使いの×0.5倍レデューサは性能的に使えなくなります(相当ケラれてしまうと思います。これはASI294MCでも。)から、Kenkoクローズアップレンズなど、レデューサ代わりになるレンズの装着方法も考えないといけなくなってくるかな、、、

    • Sam より:

      2分前にUTOさんがほとんど同じようなこと言っていただいてますね。

      あと、カメラよりも鏡筒を変えた方が安上がりかもしれません。例えばMILTOLです。
      http://hoshizolove.blog.jp/archives/43413787.html
      今ならシュミットで1万円ポッキリです。
      https://www.syumitto.jp/SHOP/141982.html
      これだと16倍以上の視野、しかもこの焦点距離ならSharpCapで極軸も正確に取れそうです。アダプターは
      https://www.amazon.co.jp/gp/product/B088WW3W88/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
      が安いです。

      もっと安上がりならNEWTONY君とかでしょうか。これだとなんと6千円です。
      https://www.syumitto.jp/SHOP/NB1240010014.html

      • sanpojin より:

        MILTOLの記事は、読まさせていただいていました。こんな小柄なのに、しっかり撮影が可能なんですね。これが1万円だなんて素晴らしいです。ほんと、この世界は、これがだめならこれがあるの精神でいけば、趣味を諦めずに済むんですね。これなら安く鏡筒を取り換えられますね。そしてNEWTONY君のような道もあるわけですね。
        すみません、ここで質問してしまうのですが、みなさん鏡筒を取り換えたりする場合に、アリガタプレートとかアリミゾプレートとか使われているようですが、これを使って鏡筒を赤道儀に取り付ける場合(そういう場面で使うと思っているのですが)、鏡筒にねじ穴を作ったり、赤道儀にねじ穴を掘ったりしているのですか?

        • Sam より:

          アリガタ側を加工します。星まつりとかでジャンクで出てるアリガタを集めておいて穴を開けたり、ネジを切ったりでうまく取り付けれるようにします。
          MILTOLはネジ穴がインチなので、適当なインチネジを探す方が面倒かもしれません。

          あれ、そういえば赤道儀ってあの時代のはアリミゾじゃないですよね?その場合も鏡筒バンドをつけているねじ穴を利用するとかして、アリミゾを取り付けることになるのかと思います。

          もしくは最近なら安価なアルカスイス互換クランプでもいいかと思います。

          https://www.amazon.co.jp/UTEBIT-アルカスイス対応-クイックリリースクランプ-クイックリリースプレート-クイックシュー/dp/B06XHGMS6K/ref=sr_1_10?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=アルカスイス&qid=1617509861&sr=8-10

          これ過去3-4回買ってます。Vixen互換のアリミゾ、アリガタより遥かに安くて、軽いものなら全然問題ないくらい頑丈に固定できます。安いので、遠慮なく穴あけできます。

          どうしてもアリガタ側やアルカスイス互換側の加工だけでダメな場合だけ、最小限の穴を赤道儀側や鏡筒側に開けますが、これは最終手段です。

          • sanpojin より:

            そのアリミゾかどうかが分からないのです。今の鏡筒は、鏡筒バンドをねじで締めつけて望遠鏡の架台に固定しています。ねじ穴にねじ込みではなく、ねじで締めつける感じなのですが・・・
            やっぱり穴をあけたりするのは最終手段ですよね。そういうスキルが僕にはないので安心しました。

    • sanpojin より:

      UTOさん、ご訪問とコメント、ありがとうございます。
      Samさんのブログ、見てきました。デジイチとSharpCapの組み合わせでライブスタックが。これは一つ未来が開けた気がします。
      アダプターですが、すみません、UTOさんのコメント内のリンクをクリックしても目的地にたどり着けません。

      赤外線カットについては、今回色々調べていて初めて知りました。皆さん、改造されたカメラを使っているんですね。
      レデューサーが使えなくなることはかなりショックです。デジイチにしてもASIにしても使えなくなるなんて・・・かわりになるレンズの装着方法を調べないといけないですね。ちょっと難題になりそうですね。

      しかし、UTOさん、本当にいろいろと工夫されて、知識も豊富ですね。いつもいろいろと気づかせてくれてありがとうございます。

  2. Sam より:

    楽しそうに悩んでらっしゃいますね(笑)。

    X7iですが、SharpCapのベータ版でLivestackは一応できます。
    http://hoshizolove.blog.jp/archives/41740143.html
    ただしシャッター回数をものすごく使うので、注意してください。ベータ版のダウンロードは
    https://www.sharpcap.co.uk/sharpcap/sharpcap-downloads/4-0-beta
    になります。

    あと、もしデジカメにするのなら天体改造されているものの方が楽しいと思います。ヤフオクで「天体改造」と引くと出て来ますし、ちょっと値段は上がりますがハヤタカメラはお勧めです。
    https://www.hayatacamera.co.jp/category/astrophotography/

    別件ですが、SharpCapの曲軸設定機能を使うと精度が出るかもしれません。
    http://hoshizolove.blog.jp/archives/11915575.html
    http://hoshizolove.blog.jp/archives/24676540.html
    ポルタの900mmはさすがに厳しいですが、120mmくらいまでなら十分使えます。昔のキヤノンレンズとかをASI462MCを
    https://www.amazon.co.jp/gp/product/B085BM5H16/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1
    のようなアダプターで繋ぐか、安い50mm位のCマウントレンズをCSマウント変換アダプターと合わせて買うと安上がりです。

    更にですが、DSSはあまり使ってないのでわからないのですが、PixInsightなら多少ずれたM42もスタックできると思います。もし「ギガファイル便」みないなのでどこかにスタック前のファイルをアップロードできるなら、私の方で試してみましょうか?

    • sanpojin より:

      Samさん、ご訪問とアドバイスありがとうございます。
      デジイチでもライブスタックができることが分かり、とても安心しました。SharpCapの次の正式版では必ず実装されますね。
      ただしシャッター回数をものすごく使うので、注意、というのは振動のことでしょうか?
      ハヤタカさんについては、デジイチの改造したものを販売する店があることにまず驚きました。いろいろ調べていたら赤外線フィルターを取り外してしまう人がたくさんいるということが分かり、改造済みのものを購入する人も多そうですね。ちょっとお値段が(笑)
      SharpCapに極軸設定の機能があるとは知りませんでした。やっぱりいろいろといじってみないといけませんね。このやり方なら、かなり追い込めるような気がします。我が家からは北極星が見えなくて、ベランダから観測している限り、とても残念なのですが、実行することができません。遠征した時などは、とても便利だと思います。僕は極軸望遠鏡を持っていないので、こういう機能は本当に助かります。

      スタックの件、お願いできますか?アップロード先は何を使いますか?

  3. Sam より:

    シャッター回数は10万回くらいで機械的に寿命が来る可能性があります。一眼レフでSharpCapで Livestackをしようとすると、一晩で1000回とかシャッターを切ってしまう可能性があります。もしそうだとすると100晩くらい使ったら壊れてしまうという意味です。

    アップロードはどこでもいいですよ。私もあまり使ったことがないのですが、ギガファイル便はアップロードしてくれたファイルをダウンロードするのに使ったことはありますが、特に問題なさそうでした。

    UTOさんへの返信のところで書きましたが、MILTOLいいですよ。アダプターとアリガタ合わせても大した額にならないので、こちらで試すのはどうでしょうか?もしくは昔の50-200mm位の明るいカメラレンズがあればそれに直接ASI462を付けてしまっても面白いと思います。

    というのは、SharpCapの一眼レフはまだテストの感がぬぐえなくて、少なくとも相手が初心者だとなかなか進めづらいです。結構トラブルもあると思うので、そのトラブルを楽しめる人ならいいのかと思います。

    もしカメラを買うのなら、できるならASI294MCの方がいろんな意味で楽なのは間違いありません。

    • sanpojin より:

      Samさん、なるほど寿命の問題ですか。確かに、毎晩観測している僕なんかはあっという間に劣化して壊れてしまいそうです。
      ギガファイル便に先ほどアップロードしました。すみませんがどうかよろしくお願いします。
      昔のレンズは残念ながら今はもうなくなってしまっていて・・・しかし、MILTONはすごいですね、馬頭星雲とかまで撮影出来てしまうなんて。今の鏡筒の代わりに、MILTONを付け替えるわけですね。しかし、先の返信にも書いたのですが、全く別の鏡筒を今の赤道儀に載せ替える方法がわかりません。
      やっぱり、ASI294MCが楽ですよね。しかし、今の×0.5レデューサーが使えなくなるという問題もあります。
      SharpCapはベータ版ですから。まだ色々あるんですね。でも正式版はすごくパワーアップしそうです。楽しみです。

      • Sam より:

        ファイル受け取りました。
        まず、ファイルフォーマットがPNGですね。これだと情報が既に欠落してしまっているので、画像処理が前提ならFITS形式か、TIFF形式の方がいいです。

        あと、モードですが、RGB24とかRAW8にせずに、RAW16にしてますでしょうか?ダイナミックレンジを稼げるので、これも画像処理が前提ならRAW16一択です。

        位置合わせと重ね合わせですが、多少てこずりましたがなんとかなりました。まず、一枚の画像の中でぶれていて、星が2重とか線のようになっているものが10枚くらいありました。それを最初に手作業で取り除く省くだけでももしかしたらDSSでもうまくいくようになるのかもしれません。

        残り222枚のうちの176枚でスタックすることができました。できなかったものも46枚ありますが、やはり星がうまく検出されなかったものです。というのも、最初デフォルトでやったときには50枚ほどだけスタックに成功して、のこり170枚くらいは失敗でした。パラメータをいろいろいじってやっと180枚近く拾い上げることができたというわけです。

        スタックしてストレッチまでしましたので、DMします。

        • sanpojin より:

          Samさん、ありがとうございます。
          まさかコンポジットできるとは思わず・・感動しました。PNGの件、了解です。確かに圧縮されてますもんね。
          モードRAW8でやっていました。RAW16に変更します。
          なるほど、一つ一つのファイルを見ていただいたんですね。そこまでしないといいものはできないんですね。僕は甘かったです。
          すみません、ストレッチまでしていただいて。僕は勘違いして、いただいたファイルに手を付けてしまいました。どうりで元の画像以上にならなかったわけです。
          しかし、休日のお忙しい中、かなりお手を煩わせてしまったのではないかと恐縮しております。

          • Sam より:

            PixInsightで処理した、ストレッチする前の画像も同じ場所にアップロードしておきました。そこそこ明るいので普通に見えると思いますが、カラーバランスが取れていないので、色が変に見えると思います。適当に整える必要があります。

            あとDSSですが、試したところ、左のメニューの「Register checked pictures」の「Advanced」タブで「Star detection threshold」を20%まで下げると検出される星の数が増えて、220枚のスタックもできました。ただ、星の検出アルゴリズムがそこまで優れているわけではなさそうで、星が2重にずれたりしたので、何度か数値をいじって20%にたどり着きました。

            ただし、もとのPNGがBayer配列(CFA)なのですが、DSSだとカラー画像だと認識されてしまうので、出来上がりがモノクロのようになってしまいます。今回はPixInsightでDeBayerしてあらかじめきちんとカラー化してやることで解決しました。いろいろやりましたが、DSS単体でモノクロになってしまうのを解決する方法はありませんでした。これは撮影時にきちんとFITSファイルで保存することで解決すると思います。

            あと、DSSだとノイズが思ったより減りませんでした。PixInsightでスタックしたのと比べたら本当にスタックしているのか?というくらいの結果でした。何かおかしなところはないかとかなり見たのですが、どうも仕様らしいです。これもPNGから無理やり変換しているからなのかもしれません。

            まずは次回FITSファイルで撮影してみてください。

          • sanpojin より:

            Samさん、ありがとうございます。
            実は僕もそのパラメーターをいじってみて、61個のフレームのコンポジットに成功しました。でも僕の場合は、20%ではコンポジットされなかったんです。かなり低い数字にしないとコンポジットされなかったです。低品質なフレームものぞいたんですが。。でも、220個はすごい。完璧ですね。どこに違いがあるのだろう。
            カラーにならない、やっぱり理由があったんですね。夕方は、どうしたらスタック後の画像がカラーになるのか問題と格闘していました。フレームをあらかじめカラー化しておかないといけないんですね。
            次回はフレームをFITSで保存するのを忘れないようにします。そうすればノイズも減って、カラーになりますね。
            なんだか、一日中僕のためにいろいろ研究していただいてありがとうございました。
            これからもよろしくお願いします。僕も努力を重ねたいと思います。

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