概略
表題のとおりなのですが、なんでこんな実験をするかというと、先般、プレアデス星団を撮影した際に、ダーク補正を忘れ、そして、昨夜は天体撮影中に曇ってしまい望遠鏡がぽつんとしてしまい。
そこで、望遠鏡を外に出している間に、プレアデス星団撮影時の設定でダークフレームを撮影しました。
で、ダーク補正を適用したらどの程度変わるのか実験したというわけです。
撮影の諸元
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN350、15秒間のtifフレーム400枚を撮影、うち360枚(計90分)を、DeepSkyStackerでコンポジット
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年12月9日
ダーク補正無し
画像編集等は行っていない、コンポジット直後の画像です。
ダーク補正有り
あまり変わりませんね。少し背景が濃くなった程度です。
ダーク補正無しの強調後画像
地味ですね。。。
ダーク補正有りの強調後画像
これ、星間ガスですかね。それともゴーストのようなもの?
強調後画像でこの差が出たのは、トーンカーブ調整をしてみたからです。
結論
管理人の作成した初期画像がいけないのかもですが、時間に追われている時はダーク補正は省略しても大丈夫ということでしょうか。
しかし、強調するとノイズが出てくる気がします。きっちり作成するならダーク補正も必須です。
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