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【天体観測】さそり座M6「バタフライ星団」を撮影してみた

星雲・星団・銀河に関する情報
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概略

天文ガイドの付録ポスターに掲載されている夏のDSOの全撮影、期限は9月です。
実は昨日天候が悪くてプチ遠征できなかった場合、目標未達成に終わることが決定します。
残る天体は、いて座球状星団M22、さそり座散開星団M6の二つ。

幸い台風一過の良い天気で、天体観測日和でした。
早速機材をもって、郊外の河川敷公園に向かいました。
夕方から夜の公園は寒いくらい涼しくて、体力の消耗を防いでくれました。

本日のターゲットは、残りの天体、いて座球状星団M22、さそり座散開星団M6すべてです。
この記事ではM6の撮影について掲載します。

結果としては、撮影には成功したのですが、出来が悪すぎて、全く満足いきません。
今回からまた、色が消えて白黒画像になってしまいました。

しかも、480枚撮影して、3枚しかスタックされなかった作品が寂しく残されました。
スタックされなかったのは、フレームの質が悪かったからだと思います。
星が膨らんでしまったのです。ピントを合わせきれなかったのだと思います。あれ以上星をシャープにすることはできなかったと思うのですが・・・。
その結果星が取得されず、スタックされなかったと。。。

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撮影と撮像への経過

恒星のピント合わせ

赤緯値が低いので、望遠鏡を反対側に向ける必要があります。
管理人が苦手な角度です。

そこでピント合わせのついでに、この角度を観測する練習をしました。まあ、同時にやっただけの話ですが。練習相手はアンタレス。
これでピントはほぼ合ったはずでした。

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定は、久しぶりのDSO撮影と言うこともあり、気合を入れて行いました。
その結果、設定誤差を15″まで追い込みました。

自動追尾の状況は、大変良好で、1時間の自動追尾を難なくこなしました。
下のようにほぼほぼ星を止めました。
しかし、見ずらいフレームです。それがスタックされなかった原因でしょうか。GAIN過多だった気がします。

基準恒星と目標天体の導入

さそり座ですから、周囲に明るい星は一つ、アンタレス(等級1.05、赤経16h29m、赤緯-26°25′)です。目標天体のバタフライ星団M6は、赤経17h40m、赤緯-32°15′の位置にあります。少し遠い感じがしましたが、2回のトライで目標天体の導入に成功しました。
↓アンタレス 

撮影の結果と、撮像の経過と結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN280、8秒間のフレーム480枚を撮影・うち3枚をDeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正。
画像編集:FlatAideProによるフラット補正
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:郊外河川敷公園
撮影日:2022年9月24日

撮影の結果

初の人工飛行物体を撮影することになりましたが、3枚しかスタックされないなんて、寂しすぎます
やはり、GAIN過多だったかなあ。
恒星が大きすぎると思い、ピントが怪しいと感じ、SharpCapのフォーカスアシスタント機能で調整したら、どんどんピントが悪くなってしまい、この次に撮影したM22のピント合わせをしたら、大きく外れていました。大きく外れた状態でフレーム撮影したこと、これとGAIN過多が原因でしょう

撮像の経過と結果

GIMPでレベル調整→完成

もう管理人が打てる手は、レベル調整だけ。背景を黒くして完成です。
よくよく見ると、蝶々が羽を広げているように見えます。

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まとめ

もう一つの問題ですが、今回カラーでデータ吐き出しできませんでした。
これは何が問題なのか・・・
今回TIFをフレームに採用したことが原因とは思えないのですが。
多分明日掲載する予定のM22も、色が出ませんでした。
画像の色を出すって難しいです。

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