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【天体観測】2022年1月22日の太陽

太陽に関する情報
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撮影に至る経緯

経緯といえば、昼間に雲がなく晴れたことです。
意外と昼は、雲の出ている時が多く、自分の都合と合わないことが多いのです。
まあ、それは、天気の良い休日は出かけてしまうことが多いということなのですが・・・

そんなこんなで太陽の観測は、あまり進んでいません。
今回は、1月22日に観測した太陽の画像を掲載します。

↓太陽追尾中のビクセン社NEWポラリス80M。太陽観測専用機としています。

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撮影の経緯と経過

撮影の準備はDSOや惑星とほとんど変わりません。まずモータードライブに火を入れ、眼視をして黒点の位置をチェックし、カメラを鏡筒に装着して、パソコンにつなぎ、撮影をします。
ただし、極軸設定は、iPhoneの方位磁石アプリで赤経軸を真北に向けて、高度は管理人の家の緯度に合わせるという簡易なやり方で合わせます。北極星が見えないので、これしか方法がありません。

ピント合わせは、一つの目安として、エッジが明確であるかどうか、黒点がぼけていないか、これを頼りに行います。ビクセン鏡筒80Mには、デュアルスピードフォーカサーなどというものはついていないので、割とピント合わせは難しいのです。

観測は、眼視をじっくり楽しみます。
DSOと違い、姿がよく見えているため、眼視がとても楽しいです。
なお太陽観測用のフィルターは以下を使っています。

時間的に余裕があれば、太陽投影板でスケッチをします。こちらは、完全なサボり気味です。
反省してます(^-^;

そして最後が撮影です。

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撮影結果

[撮影、画像処理に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社NEWポラリス赤道儀
鏡筒:ビクセン社80M(D=80mm、f=910mm、F値11.4、アクロマートオールコート)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI120MC-S
自動追尾:ビクセン社MD-5
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:広範囲画像は×0.5レデューサー使用

画像① 14時43分撮影

黒点は二つ見えました。折角望遠鏡を向けたのに、ちょっとがっかりです。
しかも小規模の黒点ですね。黒点群に至っていません。

Duration=60.038s、Shutter=1.058ms、Gain=2 (2%)、Gamma=50、Histogramm=100%

画像⓶ 14時50分撮影

とても小さな黒点で、見逃しそうになりました。これがどう成長していくか見たいのですが、太陽観測は昼間なので、土日しか見ることが出来ないのが残念です。

Duration=60.006s、Shutter=1.058ms、Gain=32 (32%)、Gamma=50、Histogramm=100%

↓拡大するとこんな感じです。少しピントが甘いですね。小さな黒点に、さらに小さな黒点が寄り添っているような・・・

画像③ 14時55分撮影

今回最も大きな黒点です。何だか寂しげですね。お仲間を連れてきてあげたいです。
その方が、管理人も嬉しいです。

Duration=60.000sShutter=1.058ms、Gain=30 (30%)、Gamma=50、Histogramm=98%

↓拡大すると、こんな感じです。
単独で存在し、他に黒点がありません。確かに黒点群は構成していません。

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まとめ

前回の観測に比べてさらに黒点は少なくなっていました。

しかし、太陽観測はサボり気味でした。これからは心を入れ替えて、休日の晴れた昼には望遠鏡を出すようにしたいと思います。
今回の撮影では、黒点は二つしかなかったですが、次はもっと黒点数の多い時に巡り合いたいです。

なお、太陽黒点数はおよそ11年の周期で増減を繰り返しています。
この周期は、黒点数の少ない極小期から次の期までを1活動周期としています。その周期が、1755年から順番に番号が振られています。
現在は、2019年12月から始まった第25活動期の始めの段階です。黒点数が少ないのも納得です。

なかなかにぎやかな黒点のある太陽に巡り合えるのも難しいようです。

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